トランクルームの湿気・カビ対策は?除湿剤や「すのこ」を使う方法を解説

この記事の監修
人アイコン
大久保 篤株式会社トランクルーム東京
資格:整理収納アドバイザー

トランクルームの湿気対策は何をすればよいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。そもそも、湿気対策が必要なのか疑問な方もいるかもしれません。

結論から言うと、トランクルームでも湿気対策を行うことをおすすめします。

本記事ではトランクルームの湿気・カビ対策について解説します。除湿剤や「すのこ」を使った湿気対策についてまとめました。

本記事を読むことで、湿気・カビ対策が理解でき、安心してトランクルームを利用できるようになります。トランクルームの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。

トランクルームで湿気・カビ対策は必要?

自宅の押入れやクローゼットだけでなく、トランクルームも湿気・カビ対策を行うことをおすすめします。トランクルームの種類にもよりますが、自宅よりも保管環境が良好で、カビが生えにくくなっている場合もあります。

とはいえカビが生える可能性はゼロではないので、できる限り対策を行った方が良いでしょう。特に梅雨の時期は湿気が溜まりやすいので、カビ対策を行うことをおすすめします。

トランクルームの湿気・カビ対策

トランクルームの湿気・カビ対策としては次の5つが考えられます。

  • 「すのこ」を敷く
  • 除湿剤を置く
  • 空気の入れ替えを行う
  • 物を密着させないようにする
  • しっかり洗ってから保管する

これらの対策を行うことで、保管した物にカビが生える確率をできる限り下げられます。ひとつひとつの湿気・カビ対策について詳しく解説しましょう。

「すのこ」を敷く

物は保管場所の床に直接置くのではなく「すのこ」の上に置くことをおすすめします。「すのこ」を敷かないと空気の通り道がなくなり、湿気が溜まりやすくなるためです。床と物の間を空けることによって、空気が循環しやすくなり、カビが生えにくくなります。

「すのこ」は一度敷けばしばらく交換する必要もなく、手間がかからないのでおすすめです。

除湿剤を置く

保管場所に除湿剤を置くのもおすすめです。除湿剤にもさまざまな種類がありますが、トランクルームで使うならタンクタイプが良いでしょう。

タンクタイプは湿気を吸収すると中に液体が溜まっていきます。液体がある程度まで溜まったら、取り替える必要があります。

容器が透明になっており、取り替えタイミングが分かりやすいのがメリットです。また、除湿量が多く、頻繁に取り替えなくて良いのもトランクルーム向きと言えます。中の水が少し汚く感じてしまうのがデメリットですが、トランクルームで使うなら問題ないでしょう。

空気の入れ替えを行う

保管場所の空気の入れ替えを行うのも効果があります。荷物の出し入れを行う際は、ドアを全開にして空気の入れ替えを行うことをおすすめします。

荷物の出し入れをあまりしない場合も、できる範囲で良いので、定期的に空気の入れ替えを行いたいところです。特に梅雨の時期は湿度が高くなりやすいので、換気をこまめに行いましょう。

空気の入れ替えを行う際は、ついでに保管場所の掃除をすることをおすすめします。床に落ちたホコリや皮脂はカビの栄養源になるので、こまめに取り除くことが大切です。

物を密着させないようにする

物は壁に密着させないようにすることが大切です。壁に密着させると、空気の通り道がなくなってしまい、カビが生えやすくなります。また、物をぎゅうぎゅうに詰め込むのも、湿気がこもりカビが生える原因になるので、できるだけ余裕を持たせることが大切です。

しっかり洗ってから保管する

トランクルームに保管する前にしっかり洗って乾かすことが大切です。

土や皮脂汚れなどが残っているとカビの栄養源になってしまいます。また、濡れているまま保管すると、保管場所の湿気が上がり他の物までカビる原因になってしまいます。布団など洗うのが大変な物はクリーニングに出すことも検討しましょう。

湿気・カビ対策ができるおすすめの「すのこ」について

手軽にできる湿気対策としておすすめなのが、「すのこ」を敷くことです。

「すのこ」を敷くことで、空気の通り道を作ることができ、カビが生えにくくなります。しかし、一口に「すのこ」と言ってもさまざまな種類があり、どれを購入すべきか迷われる方もいるかと思います。

トランクルームで使うのにおすすめの「すのこ」は次の2種類です。

  • 檜(ヒノキ)
  • 桐(キリ)

ひとつひとつの種類について詳しくみていきましょう。

檜(ヒノキ)

檜(ヒノキ)は強度が高いのが特徴で「すのこ」の素材として多く使われています。世界最古の木造建築物である法隆寺も檜(ヒノキ)によって造られています。

強度が高く老朽化もしにくいので、重い物を乗せても問題ないのがメリットです。また、湿気にも強いのでカビ対策としても適しています。

デメリットは値段が高いことです。予算に余裕があるなら檜(ヒノキ)がおすすめできます。

桐(キリ)

桐(キリ)は古くからさまざまな家具に使用されている素材です。桐(キリ)も湿気に強く、湿度が高くなると膨張して湿気の侵入を防いでくれます。

デメリットは耐久力に劣る点です。桐(キリ)の「すのこ」に重い物を乗せると潰れてしまう恐れがあります。軽い物を乗せるなら桐(キリ)がおすすめです。

保管物ごとの湿気・カビ対策

続いて、保管物ごとの湿気・カビ対策について解説します。

次の5つの物の対策法について具体的にみていきましょう。

  • 衣類
  • 布団
  • 家電製品
  • 革製品

衣類

衣類は一見綺麗に見えても、皮脂汚れなどが多く付着しています。皮脂汚れはカビの栄養源になるので、保管前にしっかりクリーニングすることが大切です。

また、保管する際は衣装ケースに入れるのがおすすめです。段ボールなど湿気を吸い込みやすい箱に入れるとカビが生えやすくなるので注意してください。衣装ケースには乾燥剤や防虫剤を入れておくと、更に湿気対策が万全になります。

布団

布団も衣類同様にしっかり洗ったうえで保管しましょう。自分で洗えない場合は、布団クリーニングに出すことをおすすめします。クリーニングに出せば皮脂汚れやダニ・ノミをしっかり排除できます。綺麗にしたら乾燥させたうえで保管しましょう。

保管する際は専用の布団収納ボックスを活用するのがおすすめです。通気性に優れた収納ボックスなら、カビが生えにくくなります。

家電製品

家電製品に関しては搬入の2〜3日前には使用を止め、内部までしっかり掃除することをおすすめします。ホコリや食べ物の残りカスが付着していると、カビの原因になってしまいます。綺麗にしたら中までしっかり乾燥させましょう。

冷蔵庫に関しては、保管時に扉を開けておいた方がカビの心配が少ないです。同様に洗濯機も蓋を開けておき、湿気がこもらないようにしましょう。

本は特にカビが生えやすいので注意が必要です。保管する際はハンディモップなどでホコリを落としましょう。表紙は乾拭きしておくことで、カビの栄養源を除去します。

保管時は専用のプラスチックケースに入れることをおすすめします。ケースの中には乾燥剤を入れ、湿気がこもらないようにしましょう。虫食い対策のために防虫剤も入れることをおすすめします。また、本をケースに詰め込みすぎないことも大切です。

革製品

革製品も長期保管する際はカビ対策が必要です。

革製品を綺麗にする際はまず、革用のブラシで表面の汚れを落とします。取れない汚れは、固く絞ったタオルで拭き落とします。更に、メンテナンスオイルで保湿を行います。

保管する際は、型崩れと湿気を防ぐために丸めた新聞紙などを中に入れると良いでしょう。新聞紙なら虫よけの効果も期待できます。ただ、色移りが心配なら布やタオルにくるんでから入れることをおすすめします。

製品が入っていた袋があるなら、それを使って保管しましょう。ない場合は代わりとなる通気性の良い袋に入れてください。

湿気対策を考える前に適切なトランクルームを選ぶことが大切

湿気対策も大事ですが、その前に考えるべきなのがトランクルームを選ぶことです。一口にトランクルームと言ってもさまざまな種類があります。トランクルームによっては湿気がこもりやすく、カビが生えやすい物の保管に適していない場合もあります。

トランクルームには大きく、屋外型と室内型があります。屋外型は保管場所が外にあり、湿度・室温管理ができませんので、衣類や本などカビが生えやすい物の保管には適していません。また、外からホコリが入ってきやすいのもデメリットです。

室内型に関してはエアコンや除湿機が完備されており、カビが生えやすい物の保管に適しています。

トランクルーム選びを間違えると、念入りに湿気対策をしてもカビが生えてしまうことがあるので注意しましょう。

カビを防ぎたいなら『トランクルーム東京』がおすすめ

室内型のトランクルームにもさまざまな種類があるため、どれを選ぶべきか分からない方もいるかと思います。室内型のトランクルームなら『トランクルーム東京』がおすすめです。『トランクルーム東京』は、東京を中心に展開しているトランクルームサービスです。

『トランクルーム東京』は次の3つの強みを持っています。

  • 湿度管理されている
  • ほとんどの店舗に駐車場あり
  • 分かりやすい料金体系

ひとつひとつの強みについて詳しくみていきましょう。

湿度管理されている

室内型のトランクルームであっても、エアコン・除湿機が完備されているとは限りません。常温保管である場合、カビが生えやすくなってしまうので注意が必要です。

『トランクルーム東京』は全店舗にエアコン・除湿機を完備しており、保管場所の湿度・室温が一定に保たれているのが特徴です。カビが生えやすい衣類や本などを保管するのに適しています。

ほとんどの店舗に駐車場あり

『トランクルーム東京』はほとんどの店舗に駐車場があるのも特徴です。

駐車場がないトランクルームの場合、近くのパーキングを利用する必要があり、パーキング代が別途かかってしまいます。『トランクルーム東京』なら余計な費用がかかりませんし、家電製品などの重い荷物も楽に運ぶことができます。

また、店舗によっては駐車場に屋根が付いています。屋根が付いていれば雨の日でも荷物を濡らすことなく運べます。荷物が少しでも濡れていると、カビが生える原因になります。

分かりやすい料金体系

『トランクルーム東京』は料金体系が分かりやすいのも強みと言えます。初回のみ鍵の発行料がかかりますが、それ以降は月額料金しかかかりません。

トランクルームによっては、事務手数料や敷金礼金など細かいお金を取られることがあり、トータルの費用が想定以上に高くなってしまう場合があります。『トランクルーム東京』は料金体系が分かりやすく、想定以上に費用がかかる心配がありません。

まとめ

本記事ではトランクルームの湿気・カビ対策について解説しました。具体的な湿気・カビ対策の方法やトランクルームの選び方がお分かりいただけたかと思います。

手軽にできる湿気対策としておすすめなのが、「すのこ」を敷くことです。檜(ヒノキ)や桐(キリ)の「すのこ」は湿気に強く、トランクルームでの長期保管にも適しています。

また、トランクルームの保管場所に除湿剤を置くのもおすすめです。タンクタイプの除湿剤なら除湿量も多く、頻繁に取り替えなくて良いので、手間はそこまでかかりません。加えて、できれば定期的に保管場所の空気の入れ替えを行うことをおすすめします。

物はしっかり洗ってから保管することをおすすめします。皮脂汚れや食べ物の残りカス、ホコリなどはすべてカビの栄養源になるので、綺麗に取り除かないといけません。

カビが生える心配をできるだけ減らしたいなら『トランクルーム東京』がおすすめです。『トランクルーム東京』は全店舗にエアコン・除湿機を完備しています。

お問い合わせ
0120-136-813 コールセンター 10:00~21:00(土日祝OK) ※ご契約中の方は平日10:00~18:00(年末年始除く)